不採用の連絡通知が来ないのは今どき当たり前?

「求人に応募して書類選考や面接を受けたけど、その結果がいつまで待っても来ない」と言うときがあると思います。

そんなときは、どうしていいかわからない場合もありますよね。

基本的に新卒の就職活動や中途の転職活動、パートやアルバイトに応募したときでも、採用・不採用の結果を知らせる連絡方法は同じです。

だいたい「電話」「メール」「手紙」によって結果が伝えられます。

でも、どの方法を取るかは会社ごとにまったく違ってきますので、そのへんでちょっと混乱するかもしれません。

これはよくある通知方法ですが「不採用者には連絡はしません」といわれることもあります。

何も通知がないことから「サイレントお祈り」とも言われていますね。

例えば「採用者には1週間以内に連絡が行きますが、連絡がなかったら不採用と思ってください」と面接のときに告げられることもあります。

採用になった人には、1週間以内に電話で連絡が行きますが、不採用になった人には連絡は一切行きませんということです。

なんとなく冷酷で失礼な通知の仕方ですが、そういう方法を取る理由は・・・

電話で不採用を知らせるとどうなるか?

不採用のお知らせを受け取るのは、本人としては悲しいものがありますが、

その連絡をするほうも、正直あまり気が進まないものです。

もちろん会社の中には、不採用になった人へ電話をして結果を伝えるところも多いですが、応募者が多くなると、これがけっこう大変になります。

応募者が多いとそれだけ「人手」と「電話代」もかかるのですね。

会社の固定電話から応募した人の携帯電話にかけると、だいたい1分間で16円ぐらいです。

単純に100人に1分間連絡すると、100×16=1600円となります。

電話代自体それほどお金はかかりませんが、それでも話す人数と通話する時間が長くなれば、それだけ金額も上がります。

それと100人に1分ずつの通話となると、100分(1時間40分)を使うことになります。

意外と時間もかかるのですね。

結果を伝えるだけでは済まない場合も・・・

電話で就活の結果を伝える相手も人間ですから、簡単にはすまない場合もあります。

電話をかけて、

会社「面接の結果ですが・・・今回は誠に残念ですが、不採用となりました」

応募者「そうですか、わかりました」(ガチャ)

と、こんなにものわかりのいい人ばかりではありません。

しっかり結果を受け止めてくれる人もいますが、その反応はさまざまです。

不採用を告げれば「どうして自分が不採用になったのか?」をとことん追及してくる人もいます。

「あんたたちをうらんでやる!」とか言われた日には、身の危険も感じますよね。

法律の面からみても、合格・不合格の理由を開示する義務は会社にはないのですが・・・

しっかり理由を説明できたとしても、まったく納得してくれなかったり、機嫌の悪さからへんに相手の怒りを助長させてしまうこともあるのです。

それに「電話が来たからてっきり採用かと思ったよ・・・」と、『電話が来た=採用』とイメージしている人も多く、その後に不採用を告げると急に元気がなくす人もいますので、むずかしいところです。

「不合格なら連絡なんていらない」という人も多いのです。

「結果をしっかり知らせる」ことは確かに大切なことなのですが、へんに気を使って相手を傷つけてしまうことだってあるのです。

現実としては、あまり触れないほうがいい場合もあるのだと思います。

また電話の場合は、相手が知らない電話番号に出なかったりする場合もありますので、また後でかけなおすなど、意外と手間がかかります。

そういうことを嫌って、「不採用者には連絡しない」と考えている会社もあるのですね。

メールで不採用を伝える場合

メールで不採用の結果を伝えるのは、比較的簡単です。

応募者のメールアドレスを把握しておいて、不採用になった人には、ある程度決まった文句の文章を本文に貼って送信するだけで済みますので、そうしている会社も多いでしょう。

メールには「今後の就職活動がうまくいくよう心からお祈り申し上げます」といった文面が入っていることもあるため、不採用を告げるメールは「お祈りメール」とも言われています。

そうした不採用を告げる「お祈りメール」を受け取った場合は、会社宛に返信メールを出す必要はありません。

送っても結果がくつがえるわけではないですし、その返事が返ってくるわけでもないですので。

文句のひとつも言いたくなるかもしれませんが、トラブルにならないように注意してくださいね。

個人的には「サイレントお祈り」で済ますよりは、メールを送ったほうがいいのではと思っています。

手紙で不採用を伝える場合

封筒の中に不採用通知の用紙を入れて、それを郵送するという方法もあります。

こちらも決まった文句を用紙に印刷して、封筒に入れて相手に送ります。

また会社によっては、不採用通知と一緒に履歴書を封筒に入れて送り返してくるところもありますね。

これも応募者が多くて、不採用者がたくさん出れば、それなりの人手とお金がかかります。

まず手紙を封筒に入れて不採用を伝えるときには、「封筒代」「切手代(80円)」がかかります。

100人いれば、100×80=8000円と切手代だけでもこの金額になります。

そのため会社としても、履歴書を郵送するときに「返信用封筒とその切手代を入れて郵送してください」と募集要項に注意書きを書いている会社もあります。

不採用になったら、その返信用封筒に履歴書と不採用通知をいれて応募者の元に送るのですね。

会社側としては、その費用を負担するのは、ちょっと勘弁してほしいと思っているところもあります。

また封筒のあて先を間違えてしまうと、かなりの問題になります。

送り先の住所や名前を書き間違えて、違う人の手に通知が行ってしまったりとか。

あるいは別の人の履歴書を封筒に間違えて入れてしまって、それで問題になってしまうとか。

採用する人の下に不採用の通知が行ったり、その逆もあります。

人間ですから間違いはありますし、やはり郵送する人数が多くなると、そうした間違いも出てきます。

そうしたリスクを避けるためにも「不採用になった場合、履歴書などの応募書類はこちらで責任を持って破棄させていただきます」といった方法を取っている会社も多いです。

失礼なのはわかっていますが・・・

本当は不採用者にもしっかり結果を伝えたほうがいいのでしょう。

採用人数5人のところに応募者が10人だったら、不採用になる残り5人に通知を出してもいいと思うかもしれませんが・・・

同じ採用人数5人のところに応募者が100人も来ると、不採用になる人数は95人になります。

これだとけっこう多い人数なので、その分だけ人手も取られますし、お金もかかるようになります。

会社によってどうするか対応が分かれると思います。

「サイレントお祈り」や「お祈りメール」は、あまり評判はよくないですが、応募数が多ければ企業も情をはさんでいてはキリがないという考えに至るのですね。

失礼な通知の仕方だと思いますが、応募する方にもご理解いただけたらと思います。

結局、不採用になった理由は教えてもらえない

就職活動の書類選考で、理由も知らされずに不採用通知が届くこともあります。

また面接で「最初から終わりまで、ほぼ完璧に受け答えができた」と思っても、電話やメールなどで不採用になったことを知らされることもあります。

また「質問に対しての答えになっていないね」とか、面接中にいろいろ文句を言われたのに、なぜか採用の返事をもらうこともあります。

そのときの面接官の反応だけ見ても、採用・不採用のどっちに転ぶのか、わからないときもあります。

会社によっては、「どうして不採用になったのか?」の理由を教えてくれるところもあるようです。

でも、基本的には理由を回答する義務はありません。

応募者からの問い合わせにその都度答えていたら、会社も人手を取られてしまって、ほかの仕事に集中できません。

「あいまいな理由」のときもある

不採用になった理由を聞くほうとしても、納得の行かない理由はあるでしょう。

応募者が2人いて、どちらかを選ばないといけないときもあります。

そのときに「なんとなくだけど、この人のほうが相性がよさそうだから」といった理由で、片方の人を選んで、別の人を落とす場合もあるかもしれません。

そういった場合の理由は説明しづらいですし、それを聞く方も「何、そのいい加減な理由は!」と、不愉快になることもありますよね。

面接が終われば応募者も、自社の商品やサービスを買ってくれるお客様になるかもしれません。

その人との間に、へんな火種を作りたくない事情もあります。

そこは仕方がないので、自分で振り返ってみて、不採用になった理由を憶測するしかありません。

ちなみにハローワークで申し込んだ求人の場合は、面接後の結果を企業からハローワークに知らせることになっています。

そこに不採用になった理由を書きこむ欄があります。

採用担当者が理由を書き込んでくれれば、内容を知ることができるのですが・・・

書き込まない担当者もいますし「ほかに良い人がいた」などの、当たり障りのない理由を書く人もいるでしょう。

ハローワークで不採用の理由がわかっても、参考程度に聞いておくほうがいいのかもしれません。

不採用になるショックを軽減するためには?

どんな通知の仕方があっても、結果が不採用となると自分が否定されたような気分になって動揺すると思います。

でも会社の面接官が、人を見抜ける神のような力があるわけでもないですし、採用された人がすべて仕事ができる人というわけでもありません。

不採用になった人の中にも、仕事ができる人や優秀な人はたくさんいますので、あまり自分を追い込まないようにしましょう。

不採用になる不安をかき消すためには、

・複数の求人に応募する

・結果がいつどの方法で通知されるのか?

を知っておきましょう。

ひとつの求人に応募して、そこに受かるか落ちるかで気をもんでいたら疲れるだけです。

就活できる時間があれば、複数の求人に応募していきましょう。

第一志望の会社に落ちると、さすがにショックも大きいかと思いますが、第二・第三志望の会社でも、もしかしたら条件のいい会社かもしれません。

とりあえず内定をもらえたところに就職して、何年か経験を積んでから転職活動をはじめても遅くはないですよね。

面接のときに聞いておきたいこと

また合否の結果は、「いつ」「どんな方法で」教えてもらえるのか、面接で聞いておきましょう。

面接官も言い忘れることがありますので、そのことを言わなかったら、面接の最後の質問で

「結果はいつ頃わかるのでしょうか?」

「結果は電話で来るのでしょうか?」

といった事を聞いてみましょう。

「1週間後に電話します」といわれたのに、1週間立って何も連絡がなかったら、自分から問い合わせてみてもいいですよね。

期限をハッキリさせるのは、不採用でもそこで踏ん切りをつけて次へ進む上でも大切ですし、

ずっと期待を持って返事を待つのも疲れますので、そのへんはしっかりさせておきたいですね。

不採用になった企業に再応募することはできる?

求人を見ていたら、自分が不採用になった会社から募集の求人が出ていて、

まだあきらめ切れなくて「もう一度応募してみよう」と考える人もいるでしょう。

求人に「一度応募したことがある方は、再応募はご遠慮ください」とか、注意書きが書いてあったらやめておいたほうがいいですが・・・

一応、応募することはできるはずです。

ただ前回と同じ内容の応募書類を送っても、書類選考に通るとは思えません。

会社のほうでも一度応募を受け付けた人の記録を取っていたり、覚えていることもあります。

前に応募してダメだったら、再応募してもよほどのことがない限り、結果は同じでしょう。

別の会社で何年か仕事の経験を積んで、また求人を出していたときに申し込めば、採用されることもあるかもしれません。

会社の採用担当者も、自分たちが一度出した結果を、短期間でコロッとくつがえすようなことはしないでしょう。

小さな会社で、社長が採用の権限を握っているところだったら、再応募して、どうしても入社したいという熱意を見せれば、採用の可能性もあるかもしれません。

むずかしいとは思いますが、もう一度応募したいのなら、以前とやり方を変えてみる必要もあります。

2度応募してダメだったら、そのときはきっぱりとあきらめましょう。

不採用の結果が来てやる気がなくなったときは?

誰でも「自分は採用されるだろう」という期待を持って、求人に応募していると思います。

でも、それが裏切られて落ちたときは、やっぱりショックが大きいでしょう。

これまでの人生の中でも、理由もよくわからず落とされる経験がないために、よけいに気持ちが落ち込んでしまって、しばらく立ち直れなくなる人もいるでしょう。

特に志望度の高い会社から不採用通知が来ると、その後は就職活動をする気が起きずに、何も手がつかなくなってしまうこともあります。

また就職活動をしているものの、以前の不採用の結果を引きずってしまって、ほかの会社を受けても気持ちが入らずにうわの空で、また「お祈りメール」がやってきたり・・・

「落ち込んでいてはいけない」とわかっているものの、気持ちがついてこないときは、つらいですよね。

でも就職活動では「不採用の結果が来たときに、気持ちの切り替えて次に行けるか?」が大事になってきます。

自分のストレス解消方法を見つける

ショックからの立ち直り方は、人によって、それぞれ違ってきます。

気合を入れ直して再度就職活動をやり始めて、そのことだけに集中して、不採用になったことなど忘れようとする人もいます。

また友達と気が済むまで遊んだり、自分の好きなことを気が済むまでやってみて、ストレス解消をしてみたり。

とりあえずやる気が起きるまで、就活も何もしないでボーっとしていたり。

壁にぶち当たったとき、その壁の乗り越える方法は、自分なりのやり方が何かあるはずです。

人によっては、また再スタートまでの時間がかかるかもしれませんが、そうなったらもう仕方がないですよね。

自分自身の気持ちのコントロールがうまくいかなくなったときは、その対処法を自分で探すことも、またひとつの勉強だと思って焦りは禁物です。

社会から拒絶されているわけではない

私が就職活動をしていたときも、不採用の「お祈りメール」とかは、けっこういただきましたが、そのときは・・・

「面接のやり方がよくなかったかな」とか、「面接官と相性が悪かったんだ」と、強引に思い込むようにしていました。

そして、次の会社の面接のときは、いつも自信を持ってのぞむようにしていました。

そのときは落ち込んでいる暇もなかったので、あせりと危機感で自分をふるいたたせていましたね。

不採用だったら「仕方がない」と割り切って、「次に行こう!」という勢いでやっていました。

本当は不採用になったからといって、自分に自信をなくす必要などありません。

不採用続きだと「自分は社会から必要とされていないのでは?」と考えることもあるかもしれません。

でも、そんなに悲観的に考えなくてもいいのです。

どこかの誰かが必ず、自分のことを必要としてくれます。

2~3社ほど受けて、立て続けに不採用になって落ち込む人もいますが、そこからまた立ち直って就職活動を再開できたのなら、精神的に強くなっているはずです。

立ち直れた自分に自信を持って、またがんばって就活を続けていきましょう。

「受かるまで続ける」という気持ちでやる

就職活動は適当にならずに、1社ごと気持ちを入れて受ける必要があります。

でも受からないときは、50社でも100社でも「受かるまで続ける」気持ちで応募していきましょう。

数多く受ければ、それだけ自分と縁のある会社が見つかる確率も高くなります。

就職活動のやり方がわからなければ、ハローワークやジョブカフェに行って教えてもらいましょう。

履歴書や職務経歴書の書き方を最初から教えてもらえますし、書いたものを添削してもらえますし、模擬面接もやってもらえます。

「自分にはアピールする点がない」というときは、まだ自分でよく考えていないのです。

会社の人事担当者にアピールする点ややり方などは、簡単に考えただけでは思いつきません。

ですので、時間をかけてよく考えてみましょう。

友達や知人、親とかにアドバイスを聞いてみるのも、参考になりますよ。

「お祈り通知」が続けばイヤになってしまうかもしれませんが、がんばって続けていれば、いつか自分を採用してくれる会社に出会えるはずです。

就職活動は落ち込むことが何度もありますが、粘り強くやっていきましょう。

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