会社の役職の順位とそれぞれの役職のイメージは?

日本の会社の「役職(肩書)」ってどのくらいあるのか、ご存知ですか?

「社長」とか「取締役」とかはよく聞いたことがあるけど、いったいどの役職が会社のトップでどれだけの役職があるのか知らない方も多いと思います。

私もあまり詳しくなかったので、一応まとめて調べてみました。

よく耳にする日本の民間企業の役職一覧

日本の会社の社内を舞台にしたドラマなどを見ていると「〇〇社長」とか「〇〇係長」とか、役職で人を呼ぶセリフをどこかで聞いたことがあると思います。

その役職がどのくらいあるのか、「お偉いさん順」に上から並べてみるとこうなります。

最高顧問
顧問
相談役
名誉会長
会長
社長
副社長
専務取締役
常務取締役
監査役
執行役員
社外取締役
本部長
局長
部長
次長
課長
室長
課長補佐
班長
係長
主任

意外とたくさんありますね。

しかし実際には日本の商法、会社法の法律で決められている役職は以下の通りです。

取締役および代表取締役
会計参与
監査役

ウィキペディアの「役職」より引用)

日本の法律では厳密には3つほどの役職しかなく、「最高顧問」とか「会長」とか「課長」や「係長」などは法律で決められているわけではなく、会社ごとに役職を決めているのですね。

会社のトップは「社長」じゃないの?

会社のトップで経営の権限を持っているのは「社長(取締役)」だと思いますが、実際には社長より上に「最高顧問」「相談役」「会長」などの役職があります。

この人たちはいったい何者なのか?

こうしたポジションに就く方は、その会社の社長も過去に経験していて、社長引退後に就くことが多いようです。

社長引退後も役職を得て会社にとどまる理由としては、「社長の仕事の引継ぎ」に時間がかかることが挙げられます。

一般の社員だったら転職や退職する際に1~2か月ぐらいの期間、自分の仕事をほかの社員に引き継ぎをして、それが終わればやめることができますが社長となるとそうはいきません。

経営者になると引き継ぐための仕事の量や人脈も多く、会社経営のやり方も覚えていかないと混乱してしまい、そのために会社の業績が悪くなってしまうこともあります。

そのためにある程度の期間は新しい社長のサポートのために、引退後も何らかの役職についてもらって社内に残ってもらうということなのですね。

会社の権限は誰が握っているのか

社長を退任して後任に譲ったあとは会長に就任し、そのあとは相談役や顧問になってそのまま会社に居残る方もいます。

しかしそれによって会社内に大きな影響力を持ち続けることになってしまい、それが悪い方へ働いてしまうこともあります。

新しく就任した社長が、これまでにない何か新しいことを始めようとしても、歴代の元社長などから批判をされて新しいことを始められないこともあります。

やはり後任には自分と同じやり方を求めようとする方も多いのですね。

それによって会社は変革することができなくなってしまい、時代の変化についていけなくて徐々に経営が悪化していってしまうこともあります。

社長引退後も会社内に影響力を持つという日本独特の慣習が会社経営の足を引っ張ってしまうことがあるのです。

企業が自由に設けることができて、取締役や監査役と違い会社法や株主総会にも制約されない役職に関しては、その役割を明確にしていくことも必要になってきているのです。

「社長」と「代表取締役」の違い

そして「社長」と「代表取締役」は同じだと思っている方も多いですが、実はちょっと違います。

株主より選ばれた会社の経営者のことを「取締役」といいます。

取締役は一人でもいいのですが、何人かいる場合はそこから1人代表者を選んで、その人が「代表取締役」となります。

「代表取締役」が法律上の会社の代表者になります。

そして「社長」というのは役職としての呼び名ですが、「社長」が実際の会社の経営者です。

「社長=代表取締役」が多いですが、そうでない場合もあります。

日本人は役職(肩書き)が好き

日本の会社は管理職としての役職も多いですね。

上で紹介した役職も数えてみると、社長から下の主任までは16コもの役職があります。

有名なところでは「部長」「課長」「係長」など肩書きですが、こうした役職は法律上では決められてないので、会社ごとに役職があったりなかったりするのですが、それでもたくさんあります。

役職が全部あったとして年功序列で平社員からひとつひとつ昇進していったとしたら、いくつになったらてっぺんまで行けるのでしょうね。

それでも役職に就くことによって責任感がわいてきて仕事にもやる気が出たり、「〇〇会社の部長です」と仕事上の立場を紹介することで相手に信頼してもらえるなどのメリットもあります。

日本は肩書きの影響力が大きい社会なのでしょうね。

それぞれの役職のイメージ

上で紹介した役職も、どんな仕事をするのかよくわからない部分もあると思います。

ちょっと強引ですが、わかりやすいように役職の有名な人物名を当てはめてみると、こんな感じになります。

最高顧問←渡辺恒雄 (読売ジャイアンツ最高顧問)
顧問←山中さわ子(「けいおん!」の軽音部顧問)
相談役←柴田善臣(競馬)
名誉会長←池田大作
会長←島耕作、川上量生(ドワンゴ)
社長←島耕作、豊田章男(トヨタ自動車)
副社長←メリー喜多川(ジャニーズ)
専務取締役←島耕作、湯川専務(セガ)
常務取締役←「半沢直樹」で土下座した人
監査役←野崎修平(マンガ)
執行役員←?
社外取締役←池井戸潤
本部長←「踊る大捜査線」の室井慎次
局長←近藤勇(新選組)
部長←大原部長「こち亀」、小須田部長「笑う犬」
次長←ドラマ「相棒」の石坂浩二
課長←内藤剛志「捜査一課長」、有野晋哉「ゲームセンターCX」
室長←牧原俊幸(フジテレビアナウンス室長)
課長補佐←映画「シン・ゴジラ」の市川実日子
班長←大槻班長「カイジ」、一松「おそ松さん」
係長←只野仁、芋洗坂係長
主任←「ダメ恋」のディーン・フジオカ、クッキングパパ

無理やりひねり出しましたが、役職のイメージができますでしょうか?(批判は勘弁してください^^)

日本の会社の役職を知る上で一番参考になるのはマンガの「島耕作シリーズ」です。

主人公の島耕作が早稲田大学から初芝電器産業(モデルは現在のパナソニック)という会社に入社して出世していくストーリーですが、読んでみると役職ごとにどんな仕事をするのかが何となくわかります。

昇進していくごとに作品名も変わっていくのですが、作中の時系列順に並べると、

「係長」→「部長」→「取締役」→「常務」→「専務」→「社長」→「会長」と順調に出世していきます。

2008年4月に島耕作が社長に就任したことが実際に読売新聞などでも話題になり、2017年3月時点では会長の座について活躍しています。

何かと女性関係が派手な島耕作で、どんなことがあっても物事をうまく切り抜けて出世していきます(まあマンガですからね)。

興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか。

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