外食産業へ転職は穴場が多くておすすめ?実は業界の動向は変わってきています

みなさん「外食産業への就職・転職」というと、どんなイメージを持っていますか?

おそらく求職者からすれば、あまりいい印象を持っていない方も多いでしょう。

そのマイナスイメージになっている理由として、

・残業が多く拘束時間が長い

・休日が少なく、土日祝日に休みづらい

・比較的給料が少ない

・キャリアアップがむずかしい

などがあると思います。

それで外食産業への就職を敬遠している方も多いと思いますが、最近はそんな状況も変わってきているようです。

「働き方改革」で外食産業は変わりつつある

長時間労働も徐々に改善してきている

最近の外食産業は「社員の働き方」を見直す会社が多くなってきました。

これまでは社員やアルバイトの長時間労働で利益を出してきましたが、最近は人材不足のために働き手が集まらなくなってきました。

そのためファミリーレストランの「ロイヤルホスト」は24時間営業を完全にやめてしまいましたし、「ガスト」や「ジョナサン」も24時間営業の店舗を大幅に減らして原則、深夜2時に閉店しています。

うどんチェーン店の「はなまるうどん」も24時間営業店がなく、社員は完全週休2日制を取れるようになっています。

このように店舗の営業時間を短縮して、そこで働く社員の負担を減らす企業が増えてきています。

ほかにも外食産業の企業では社員の労働環境を見直そうという動きが多くなってきているのです。

厚生労働省の「毎月勤労統計調査」にもその傾向が表れています。

平成29年(2017年)の1~5月の「第2表 月間実労働時間及び出勤日数」には、外食産業に勤務する正社員の「月間実労働時間」と「出勤日数」を公表しています。

そこから「飲食サービス業等」のデータを引用しますと、

左から「月間実労働時間(その前年比%)」「出勤日数(その前年比%)」

2017年1~5月の期間をみると、

1月「181.7 (-1.7)」「21.3 (-0.4)」

2月「176.1 (-3.6)」「20.9 (-0.8)」

3月「178.5 (-2.7)」「21.1 (-0.7)」

4月「184.1 (-1.6)」「21.8 (-0.3)」

5月「182.8 (-0.3)」「21.8 (0.1)」

月ごとの実労働時間や出勤日数は時期によって変動はあります。

注目する点は、どの月も「月間実労働時間」や「出勤日数」が前年比で減少していることです。

外食産業の正社員の労働時間は減少傾向にあって、出勤日数も減っているのですね。

今は長時間労働に対する世間の風当たりは強くなっているため、働く人たちの労働環境を改善しようという動きが出てきているようです。

バイトを増やして社員の負担やストレスを減らしたり、休日出勤などなくしっかりと休みが取れるような職場の環境づくりも進んできています。

外食産業の正社員の給与や時給が上がってきている

外食産業の給与に関しては、首都圏などでは平均給与額が上昇しています。

飲食店.comによりますと、2016年の首都圏の飲食店の社員月給は、

平均月給 247187円(前年比+5694円)

平均時給 1035円(前年比+19円)

となっています。

前年と比べて正社員の月給も上がっていますし、アルバイトの時給も上がっている状況です。

同サイトから、2013年以降の首都圏の飲食店社員の平均給与を見てみると、

2013年…23.2万円
2014年…23.7万円(前年比2.2%増)
2015年…24.1万円(前年比1.7%増)
2016年…24.7万円(前年比2.5%増)

と年々増加を続けています。

2%増というのはほかの業界と比べてもかなり高い方で外食産業は魅力のある業界になってきているのです。

また、2015年東京の職種別の平均月給を見てみますと、

料理長候補 281548円
店舗候補・マネージャー 272020円
調理スタッフ 232393円
調理補助・調理見習い 217069円
サービス・ホール 228233円
パティシエ 218723円
ソムリエ 239832円
バーテンダー 224574円

となっています。

職種によって給与の差はありますが、東京は給与が比較的高いです。

給与の上昇は外食産業だけではないのですが、どの業界も人手不足の上に景気が上向いてきたために人件費が高騰してきました。

そのために企業側も人材を確保して引き留めるためには、給与を上げざるを得ないのです。

外食産業は以前から離職率が高くて求職者に敬遠されがちでしたが、人材確保をより真剣に考えるようになってきているのですね。

条件の良い外食産業の企業を探すためには?

ここまで良いところを挙げてきましたが、外食産業のすべての企業が変わってきているわけではないと思います。

以前と変わらず低賃金・長時間労働で働かされるような企業も中にはあるでしょう。

しかし人手不足などで仕事が回らなくなってきたために、働き方を見直して社員を大事にしようとする企業も出てきました。

外食産業だけでなく世の中全体が長時間労働を見直そうという動きも出てきています。

今でも外食産業のイメージがよくないため求職者には不人気な業界のようですが、それでも確実に労働環境は変わってきているため、中には条件のいい就職先も見つかるはずです。

外食産業の企業へ就職するときは、面接のときでも内定が提示されてからでもいいので、採用担当者に給与やその他の条件のことはよく聞いて話し合ってから内定を受けるようにしましょう。

就職・転職活動をして内定が決まった時に聞いておきたいことは、

・毎月の給与はいくらになるのか(年収はいくらになるのか)?

・昇給、賞与、退職金などはあるのか?

・年間の休日日数

・有給休暇の日数と有給は取りやすい環境なのか?

・残業時間は多いのか(サービス残業などはあるのか)?

・転勤はあるのか?

・福利厚生

などはしっかりと聞いておきましょう。

「給与などは入社前に聞きづらい」と遠慮して聞かない方もいますが、毎月いくらもらえるのか、ボーナスはあるのかもしっかり把握してから入社するかどうかを決めましょう。

入社してから後悔しないために入社前に聞きたいことは採用担当者によく聞いて、自分で納得してから内定承諾書などにサインしましょう。

企業の担当者からそうした説明があると思いますが、ないときは自分からしっかりと質問して、あいまいな状態で入社をしないようにしたいですね。

いかがでしたでしょうか。

外食産業・飲食業界は以前よりは現状が変わってきています。

今後は働く側にとって将来性のある業界になっていく可能性もあります。

この業界に興味がある方は就職・転職先を探してみてはいかがでしょうか。

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