内定なしの状態で大学を卒業した後の就活の仕方

大学・大学院や短大、専門学校の在学中に就職活動をしたけど、内定が決まらないまま卒業式をむかえる方もいます。

3月末で学校を卒業して4月からどこにも行くところがないと「どうしたらいいのかわからない」という方もいらっしゃいます。

就職活動以外の進路としては「進学」「公務員試験を受ける」「フリーター」などがありますが、在学中に就活されていた方は卒業後も就活する方が多いですよね。

ここでは「既卒」になった時の就職活動の仕方などを紹介していきます。

内定がないまま卒業した後の就職活動のやり方

ちなみに「既卒(きそつ)」は、学校を卒業後に就職していない求職者のことを言います。

同じような言葉として「第二新卒」というのは、学校を卒業して一旦は就職したけれど短期で離職した求職者のことを言います。

2010年に厚生労働省が「学校卒業後3年以内の既卒は、新卒として扱うこと」と通達を出しました。

卒業後3年以内であれば新卒採用に応募することができるのですね。

それを受けて既卒者の応募を受け付ける企業が増えてきています。

既卒者が「新卒採用」に応募するときは?

学校を卒業した後も、在学中の時と同じく新卒採用の求人に応募する方が多いと思います。

今は新卒採用は3月1日からスタートしますので、学校を卒業した4月には1つ下の学年の就職活動がすでに始まっています。

それに乗り遅れないようにしないといけません。

既卒の新卒採用といっても在学中に経験した就活のやり方とほとんど変わりありません。

ただ大きく違う点は「すべての企業が既卒者を募集しているわけではない」ということです。

求人の募集要項には「既卒の方も新卒採用への応募は可能です」とか「2014年4月から2018年3月までに卒業(見込)の方」のように書き込まれています。

その条件に合わないとエントリーはできないということですね。

中には現役の学生しかエントリーを受け付けない企業もありますし、卒業してから1~2年の既卒者しか受け付けないという企業もあります。

企業ごとに応募者の条件も違いますので、その辺もよく確認しておきましょう。

そんなこともあり既卒者がエントリーできる企業数が少なくなってしまうのが現状です。

既卒者向けの求人をどこで探すか?

既卒者が求人を探す場所としては、

・ネットの就職・転職サイト

・ハローワーク(新卒応援ハローワーク)、ジョブカフェ

・大学の就職課・キャリアセンター

・就職情報誌

などです。

ほとんどの方はネットで求人を探すと思います。

リクナビ、マイナビなどの就職サイトにも既卒者向けの求人が掲載されています。

検索窓に「既卒」と入力して検索すれば既卒者向けの求人が出てきますので、それをいろんな就職サイトで試してみてください。

また志望する業界の求人の情報をひとつずつ見ていって、既卒者が応募できる企業がないか探してみましょう。

志望する企業で既卒者の応募が可能なのかどうかわからない場合は、企業宛に問い合わせてみてもいいですね。

使えるところは必ず自分で試してみましょう

あとは自宅近くのハローワークにも出向いて求人を探してみましょう。

一般のハローワークではなく「新卒応援ハローワーク」へ行った方が、新卒採用に向けて職員の方がいろいろ相談に乗ってくれます。

「ハローワークには良い求人がない」といって行かない方もいますが、どんな求人があるのかは自分で調べてみないとわかりません。

もしかしたら自分に合う求人が見つかるかもしれません。

就活の時には使えるものは何でも使うようにしましょう。

また住んでいる地域にあるジョブカフェも場所を調べて足を運んでみましょう。

在校生だけでなく卒業生の就活を応援してくれる学校もあります。

学校に来ている求人で既卒者が応募できる企業があったら紹介してもらいましょう。

卒業後も何度か学校の就職課に足を運んでみるなどして求人を探してみてはどうでしょうか。

あとは本屋に売っている就職情報誌にも新卒向けの求人が掲載されています。

そうしたところもしっかりチェックしておきたいですね。

「中途採用」の求人に応募してみる

既卒者になるともう学校に行く必要はありませんので、中途採用の求人に応募することができます。

中途採用というと「社会人としての経験が必要」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。

中途採用は実務経験があって即戦力になりそうな人を求める求人も多数ありますが、中には「未経験者」や「経歴不問」の人を求めている求人もたくさんあります。

既卒者は「未経験者」や「経歴不問」に当てはまりますし、求人情報に「既卒者でも応募可能」と書いてある求人もあります。

そうした求人を探してみましょう。

「リクナビNEXT」や「マイナビ転職」などの転職サイトで「既卒」「未経験」といったキーワードで検索してみてください。

多くの求人が出てくるはずです。

中途採用ですから、企業から採用になったら4月まで待たずにすぐに働くようになる企業が多いです。

そのため新卒採用と違って1学年下の後輩と同僚になることや、先に就職した同学年の友人が先輩になることもありません。

中途採用でも働きやすい企業はたくさんありますので、いろんな転職サイトをチェックしてみてください。

また一般のハローワークに出向いて求人を探すのもおすすめです。

職歴がないけど「職務経歴書」は必要なのか?

また中途採用の場合はエントリーシートではなく「履歴書」と一緒に「職務経歴書」を書いて提出することになります。

しかし既卒者は学校卒業後はパートやアルバイトの仕事をするぐらいで、職務経歴書に書けるような職歴はありません。

そんなときは「自己紹介書」を書いて提出しましょう。

自己紹介書は職務経歴書と同じく、書く内容や形式は決まっていません。

自分で内容を決めて書くことができるですが、ここはアピールになる点を書いていきましょう。

まず書いておきたいのは「自己PR」です。

職務経歴書にも自己PRを書きますが、自分がアピールしたいことをくわしく書いておきましょう。

「志望動機」は履歴書に書く欄がありますが、書ききれないときは自己紹介書の方に書いてもいいですね。

あとは「在学中や卒業後のアルバイト」、在学中の「クラブ・サークル活動」「ボランティア」「得意な科目や研究課題」「免許・資格」「趣味・特技」などです。

卒業して年数がたっていなければ、やはり学生の時のことがメインになります。

「学生時代に頑張ったこと」などエントリーシートに書いたことのあるアピールできることを自己紹介書に書いてみましょう。

卒業後にパート・アルバイトの仕事をしていたのなら、そのことも記載しておきたいですね。

自己紹介書はパソコンで作成して、A4サイズのコピー用紙に印刷すればOKです。

現役の学生と既卒者の決定的な違い

新卒・中途採用ともに面接において気を付けないといけないことがあります。

現役の学生と違い、既卒者にはこうした質問を面接でよくされると思います。

「なぜ在学中に就職が決まらなかったのか?」

また卒業してから半年以上たっていれば、

「学校を卒業してから何をしていたか?そこで得たものは何か?」

などを聞かれると思います。

2つともなんとなく答えづらい質問ですよね。

しかしここで面接官が納得のいくような説明をできれば、内定獲得にも一歩前進するのです。

反対にここであいまいな説明しかできなければ、内定獲得はかなり厳しい状況になると思います。

大学を卒業してからも就職活動一色で頑張っている人もいますし、パートやアルバイトの仕事をしている人もいるでしょう。

パートやアルバイトを通して何か得るものがあれば、それをしっかりと伝えましょう。

既卒で就活するようになった理由

企業の面接官からすると「なぜ在学中に就職先が見つからなかったのか?」が疑問として残るのです。

内定ゼロのまま卒業した理由もいろいろあります。

・就活を頑張ったけど結局どこからも採用されなかった

・企業から内定をもらったけど辞退した

・就職活動をしなかった(既卒者の約4人に1人はしていないそうです

就活したけど内定なしだった場合「ほかの企業が採用しなかったのは何か理由があるのでは?」と思ってしまいます。

企業側も色眼鏡で見てくるために回答によっては不利になることもあります。

内定を辞退した場合は「ほかに内定がないのになぜ断ったのか?」など理由を聞かれることもありますし、「内定を出しても辞退されてしまうのでは?」と思われてしまいます。

就活をしなかった場合にも「なぜ就活をしなかったのか?」と理由を聞かれると思います。

理由によって判断もわかれると思いますが、より突っ込んで質問されたときのためにウソをつくよりも正直に答えたほうがいいです。

その方が答えもしっかり返せますからね。

既卒者にとってはこの質問が第一関門になりそうですが、この質問をクリアできれば現役の学生と同じ土俵に立てるでしょう。

既卒になった理由がまともでなかったり、うまく説明できない人が多いために、全体的に見ると既卒者は採用されにくい点もあると思います。

ですので相手が納得いくような答えを考えておきたいですね。

内定ないまま卒業した時は早めの行動をしよう

最近は雇用環境が改善して就職率も高くなり、以前より既卒者が就職しやすい状況になっています。

既卒で悩んでいる方もいると思いますが、中には何年も大学受験で浪人したり留年して20代後半の年齢で新卒採用される方もいます。

年齢がそれなりに上でも新卒採用される方はいるのですね。

「会社に入って何がしたいのか?」「自分は将来どうなりたいのか?」をよく考えながら諦めず前向きに就活していれば、きっとその姿を評価してくれる会社に巡り合えます。

正直、既卒の就活は新卒と比較されて厳しい立場ですが、不利を自覚してあらゆるルートを使って応募数を増やしていき、面接に呼ばれたら一生懸命話すしかありません。

そして「3年以内に就職先を決めよう」ではなく、卒業後になるべく早く就職先を決めてしまいましょう。

年齢が上がるにつれて新卒採用枠で応募できる求人は減っていきますし、中途採用枠でもだんだん不利になっていきます。

パート・アルバイトを長く続けて時間をつぶさずに、なるべく若いうちに就職するようにしたいですね。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク