面接が終わったあとは企業宛に「お礼メール」を送ったほうがいいのか?

面接後にお礼メールでアピールしたい

新卒の就職活動や転職活動でも、会社宛てに「お礼メール」を送ってくる方がいらっしゃいます。

内定が決まった後に、感謝の気持ちとしてお礼メールを書いて郵送するのはかまわないのですが…

面接が終わったあとの「まだ合否の結果が決まっていない段階」でメールを送ってくる方もいます。

これは「採用担当者にお礼メール送ってアピールしたい」という考えなのでしょう。

就活の本には、そうしたほうがいいと書かれているものもあるようですね。

でもこれによってどんな効果があるのか?

「お礼メール」に対しての企業側の反応

お礼メールを受け取った企業の採用担当者の反応は様々です。

「お礼メールは必要ありません」

「忙しいのでメールは読みません」

という回答が多いようですが、その他には、

「送​っ​て​頂​い​た​方​が​印​象​は​良​い​​!」

「お礼状をいただくと好印象」

というように、プラスにとらえる企業の担当者も数は少ないですがいます。

日本には今、421万社もの会社数がありますので、みんな同じではなくいろんな考え方の人がいるものです。

それでも、

「お礼メールは必要ありません。送るのは自由ですが選考の対象とはしません」

というようにハッキリ書いてあれば「お礼状はいらないな」と判断できるのですが。

「お礼メールはいりません。ただ送ってもらえると好印象です」

というような感想も見かけます。

この「好印象」とか「うれしい」という言葉は、どうとらえていいかわからないですね。

「選考に影響するのか?」それともただ受け取る採用担当者本人がうれしいだけなのか・・・

本来ならこうしたあいまいな表現は応募者を悩ませるだけなので、どちらかハッキリするべきなのですが、ここでわかることは、

面接後のお礼メールを好意的にとらえる企業がある

ということです。

お礼メールの存在は公平ではない?

企業の採用担当者も人間なので、お礼メールが送られてくればうれしく感じるときもあります。

アピールするような文章でなくても、面接のときの感想とかを素直に書いて送ってくれば、その人に親しみを感じるときもあります。

でもお礼メールというのはひとつの「テクニック」であって、そうした方法があることを知らない応募者にとってはフェアではありません。

それを知っている人だけが優位に立てるようなことになっては、選考の公平さを欠いてしまいます。

私の会社ではそれを考えて、お礼メールは評価対象としないで、面接したときの結果のみで判断しています。

おそらくそう考えている企業の採用担当者もたくさんいると思います。

でも会社が変われば、面接官もいろんな方がいますので、みんな同じ考え方の人ばかりではないでしょう。

面接官によっては、お礼メールをもらって気をよくして、プラスの評価に変わるということも、ないわけではないと思います。

ある人の話によれば、応募者の少ない企業の面接官は、採用する人を選ぶにも時間の余裕があるため、送られてきたお礼状もよく読んで判断材料にすると聞きました。

実際はどうなのかわかりませんし、企業によってお礼状をどう判断しているのかは、私にはわかりません。

お礼メールが必要なのか質問してみる

お礼メールに対する受け取り方は企業によって違います。

ですのでどうしても気になるときは説明会や面接のときに質問してみましょう。

ちょっと質問しづらい内容ではありますが、聞ける雰囲気であれば聞いてみましょう。

質問の内容としては、

「お礼メールは送った方がいいのか、いらないのか?」

「お礼メールは選考の対象となるのか、ならないのか?」

ということはハッキリさせておきましょう。

「今は説明会や面接後のお礼メールを好意的に受け取る企業もあるようですが、御社(おんしゃ)にはお礼メールを送った方がよろしいのでしょうか?」

と質問してみてもいいですね。

お礼メールが必要なのかを相手に質問するのはちょっとおかしな話ですが、選考に影響するのなら気になりますよね。

企業の採用担当者が「お礼メールは不要です。選考にも影響しません」と言ったら、お礼メールは送らなくていいです。

企業の採用担当者が「お礼メールは不要です。しかしもらえたらうれしいです」と言われた場合。

「うれしいということは、選考に影響するということでしょうか?」という質問も追加でしてみましょう。

「好印象」「うれしい」などの言葉は判断がつきにくいですし、選考に影響してくる可能性が多少なりともあると読み取れます。

採用担当者が「お礼メールを送ってくる方を好意的にみる」というような返答があったのなら、お礼メールは送った方がいいでしょう。

ただ送るのは自由なので、感想などを書いて送っても構いません。

お礼メールを送る場合

ネットの例文などはあまり使わない方がいい

面接後にお礼メールを送る場合、

特に志望度の高い企業であれば、ネットにある定型文をそのまま貼りつけたお礼メールではなく、自分の言葉で文章を書いた方がいいですね。

「面接を受けて感じたこと」など、シンプルに自分の言葉で文章をつくったほうが、ぎこちなくても温かみも出ますし、自分の気持ちを素直に言葉にして表したほうが人の心に通じると思いますよ。

お礼メールの文章の書き方や例文は、ネット上で検索すればたくさん出てきます。

しかしネットや本にある定型文を利用した形だけのお礼メールは、ほかの応募者も送っていますので、おそらく印象には残りません。

企業の採用担当者は「​私たちの説明で​わ​か​っ​て​も​ら​え​た​かな​?​」とか​「​う​ち​の​会​社​に​ど​ん​な​印​象​を​持​っているのか?​」​を知りたいと思っています。

説明会や面接を受けたときの感想を自分の言葉で書いて送った方が喜ばれます。

そしてお礼メールを送るのなら、説明会や面接の翌日か2~3日以内には返信するようにしましょう。

「返事をすぐに送ってくれる人はやる気がありそう」と思ってくれる社会人の方も多いので、なるべく早く返事を出しましょう。

お礼メールを送るタイミング

実のところ、応募者が多い企業は就活のピーク時にお礼メールがたくさん届きます。

すべてのメールチェックしていたとしてもあまり印象には残らないことが多いです。

お礼メールが効果的なのは、応募者が比較的少ない中小企業ということになるでしょう。

もしくは応募者が多数の一次面接の時よりは、人数がしぼられた最終面接が効果的かと思います。

それに就活の時期は数多くの会社説明会や面接を受けますし、その都度送っていたらそれだけでも大変な作業になります。

忙しいときにすべての企業にお礼メールを送るのは無理ですし、お礼メールに時間や手間暇をかけても効果が薄いことが多いです。

面接後にお礼メールが必要な企業はしっかりチェックしておいて、その中でも第一志望などの志望度の高い企業にはお礼メールを書いて送るという方法を取るほうがいいでしょう。

お礼メールが必要ないと思ったときは?

正直に言えば、ネットや本にあるお礼メールの定型文を、ちょっと手直しして送ってきたところで、人の気持ちは動きません。

お決まりとしてお礼メールを送っても、どこかで見たことがあるような文章では、読むほうも何の感想もありません。

そもそも書類選考から面接までおこなって、そこからまたお礼メールの文章ひとつで評価を上げるというのは、冷静に考えるとちょっとむずかしいと思います。

「面接で言い足りなかったこと」や「志望動機や自己PRなどのよく聞かれる質問がされなかったから」、その場で言えなかったことを文章として伝えたいと思うときもあります。

でも面接官は必要のない事は聞かないものです。

志望動機や自己PRは履歴書などに書いてあるので聞く必要がないと判断したのでしょう。

それをまたお礼メールに文章で書いて送ってもあまり意味はないと思います。

お礼メール多少の「一押し」の役目を果たしてくれるかもしれません。

でもあまりに期待しすぎるのはやめておいたほうがいいでしょう。

「お礼メールをつくるのが時間の無駄」だと思う方は送らなくていいです。

当たり前ですが、受かるところはお礼状を送らなくても受かりますし、落ちるところは落ちます。

メールで受かる・落ちるが分かれるなんてないですから、もっとほかの事に時間を使いましょう。

これはあくまで「小手先のテクニック」なので、できれば面接でしっかり自分の熱意を伝えることを強くおすすめします。

お礼メールを送った方がいいときは?

内定が決まった後に、採用された感謝の気持ちをこめて、お礼メールを送ってくる方もいらっしゃいます。

でもこれも強制ではないので、必ず送らなければいけないというものではありません。

内定後のお礼メールを送らなかったからといって、不採用になってしまうこともありませんし、入社後の立場が悪くなってしまうこともありません。

内定が決まった後は、採用担当者に会ったときに、採用してもらったお礼をひと言、その場で伝えれば十分だと思います。

またお礼メールを送ったほうがいいときもあります。

それは「インターンシップ」に参加したときと「OB訪問」したときです。

両方ともその後の選考に影響はしてきませんが、就職活動でお世話になった会社の方には、文章にしてお礼を伝えてみてもいいのではないでしょうか。

これも強制ではないですし、送らない方も多いですが、社会人の礼節としてお礼状を送ってみることをおすすめします。

これは受け取る側の立場として考えられるかどうかだと思います。

そうした気づかいができる人は、社会に出てもうまくやっていけるはずです。

ここまで書きましたが、私は「わずかな期待をこめて」のお礼メールは、送る必要はないと思います。

すべては面接で決まると思って、そこで力を出し切るようにがんばりましょう。

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