TOEICで高いスコアを取れば新卒の就職活動で一発逆転を狙えるのか?

就職活動をむかえる大学生から、

「日東駒専の大学に通っているんですけど、TOEICで800点以上を取れば、マーチ(都内の有名私立大学)と同じぐらいの企業に行けますか?」

と聞かれたことがあります。

こうした質問はどう答えていいかちょっと戸惑いますが、日東駒専の私立大学から大手などの条件のいい企業に入社する方はいます。

ただしTOEICのスコアが就活で有利に働くかは疑問が残ります。

TOEICは「英語能力テスト」のことで、就職活動ではこのTOEICのスコアをエントリーシートに書かせる企業もあります。

そのために大学在学中にTOEICの勉強をして試験を受けている方も大勢いますが、はたしてスコアがどのくらいあれば就活で有利になるのか?

TOEICに対する企業の評価の仕方

就職活動においてTOEICはこのように評価されます

1.「TOEIC○○点以上」を応募条件としている企業

2.TOEICのスコアを+αとして評価する企業

3.TOEICのスコアは評価しない企業

に分かれます。

「TOEIC○○点以上」を応募条件としている

企業によっては応募条件に「TOEIC○○点以上」と記載してあるところもあります。

楽天の新卒採用は入社までに800点が必要と書いてありますし、ユニリーバも800点以上とあります。

このようにTOEICのスコアが基準点に達していないと入社できない企業があります。

TOEICのスコアが応募条件になる企業には、ハイスコアの応募者がたくさん集まります。

「800点以上」という指定があれば、800点台や900点台の方たちがズラリとそろうはずです。

まわりはみんなハイスコアばかりですから、その中ではTOEICのスコアはそれほど有利にはなりません。

中には海外留学者や帰国子女もいて、スコアが高いだけでなく英語がペラペラにしゃべれたり読み書きできる人もいるでしょう。

そうなるとTOEIC以外の他でアピールするところを見つけないといけなくなります。

TOEICのスコアを+αとして評価する企業

エントリーシート(ES)にTOEICのスコアを書かせる企業もあります。

ESに書かせる以上は何か意図がありますので、こうした企業はTOEICのスコアが高い方が有利にはたらくこともあります。

ただTOEICのスコアは「オプション」として評価されるぐらいで、新卒採用の時には出身大学が影響力を持ってきます。

TOEIC700点以上だと評価してくれる企業もありますが「900点以上なら内定確実」というわけでもなく、過度に期待しない方がいいと思います。

TOEICのスコアは評価しない企業

業務で英語のスキルが必要でない企業は、TOEICのスコアが高くても低くても選考の際に参考にしないところも多いです。

海外で有名な企業においてもTOEICを不問にしているところもあります。

これは英語のスキルを必要としている企業でも、そうでない企業でも両方で言えることですが、

その人が持っているスキルや教養だけを見て評価することはありません。

それ以外にも、その人の性格や人柄や考え方なども含めて、総合的に判断して採用するかどうかを決めます。

特に新卒採用はその傾向が大きいです。

TOEICのスコアを参考にしない企業であれば、TOEICが400点以下だったとしても他でアピールができればいくらでも内定はもらえます。

英語が必須ではない企業はTOEICのスコアを重視しませんし、反対に業務において英語が必要な企業であれば、TOEICのスコアよりも「実際に英語が使えるのか?」を見てくるでしょう。

必要であれば面接のときに面接官が英語で質問して、相手がしゃべれるのかどうか軽くテストをしてくるでしょう。

またTOEICは社会人になってからでも勉強してスコアを上げることができます。

実際にTOEICの受験を社員に推奨している企業もありますし、その結果によって英語が必要な部署への配置になることもあります。

就職活動に向けてできる対策とは?

TOEICでハイスコアをとれたとしても、それで就職活動で有利になって大手企業からいくつも採用がもらえるわけではありません。

英語ができたとしてもほかの面で見劣りするのであれば、企業から内定をもらうのはむずかしくなります。

それに就活で万能な検定試験ではありませんので過剰な期待を持たない方がいいでしょう。

より条件のいい企業に就職するためには、TOEICのスコアを上げるよりもやるべきことはあります。

それは、

・Webテストや筆記試験の対策

・エントリーシートや面接の対策

・志望する企業の選択

といったことです。

先ほどの質問の続きで、日東駒専にも優秀な学生は多いですが、大学入試の時の学力がそのまま就職活動の試験に反映してくることが多いです。

マーチの学生の方が日東駒専の学生よりもテストで高い点数を取り、日東駒専の学生が企業の選考で足切りされてしまうこともあります。

本当は試験対策を万全にしていれば、試験を突破できたかもしれないのに、下調べをしていなかったりテスト対策をしていないためにせっかくのチャンスを逃してしまうのです。

偏差値の高い大学出身者の方が試験対策に長けていて企業のテストで合格点を取り、就職活動に対しても器用にこなして内定を取る傾向にあると思います。

個人の能力もそうですが、大学の就職活動に対する取り組み方や雰囲気、環境などによって明暗が分かれてしまうこともあります。

TOEICで高得点を取ってほかの就活生と差別化をはかりたくなる気持ちもわかりますが、重要なのはそこではありません。

「どうやったら志望する企業から内定をもらえるのか?」ということを考えて就職活動の準備をしていきたいですね。

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